ぶるお旅立ちの準備。

おはようございます

ぶるおかーちゃんです

坊っちゃんがいない

部屋の至る所に坊っちゃんの物があるのに

ぶーくんだけ姿を消してしまった

坊っちゃんと過ごした部屋が広く感じます

ぶーくん、かーちゃん

ちゃんと書き残すからね

尻窄みのまま終わっちゃいけないものね

書いてるうちに泣けて文字が見えなくなるけど、頑張るよ

坊っちゃんが呼吸だけを止めて

深い眠りに入ってしまってから、旅立ちに間に合うように準備を始めました

まず、ずっと気になっていた爪を短く整えました

大嫌いな爪切り

暴れまくる爪切り

呼吸が乱れるからと、先延ばしにしてた

爪を切っても怒らない坊っちゃんに

また涙が溢れた

爪は全部、宝物箱に入れた

次は、丁寧にブラッシングした

夏の間使っていた、無添加の水のいらないシャンプーを使って

丁寧に丁寧に体を拭いた

シワの間も、肉球の間も、耳の中もキレイに拭いた

ぶーくんのここ、くちゃいくちゃいなぁ

いつもと同じように話しかけながら拭いた

毎日の拭きあげ大好きやったね

写真も沢山撮った

少しずつ冷たくなってきた坊っちゃんのお腹にアイスノンを入れた

少しずつ毛を切って残した

やる気スイッチの毛

片眉の毛

シッポの毛

背中の毛

近頃、あまり伸びなかったヒゲ

少しずつ、宝物箱に入れた

最後に出た2センチの可愛いウンチ

ゴミ袋に入れたけど、やっぱり残したいと探し出した

少し乾燥させて

宝物箱に入れた

次々とお友達が会いに来てくれて

坊っちゃんにありがとうを伝えてくれた

少しでも食べてと労わってもらって

優しさにまた泣いた

お友達が帰ってから、とーちゃんは夜遅くまで一人で飲んだ

私は、手を繋いで話しかけて

ほっぺたぷにゅぷにゅして

唇ぶにーっと触って過ごした

いつもと同じように

いつもと少し違うのは、お口の周りに水をちょんちょんしたこと

お鼻のカピカピも取ってやろう

やっぱり気になって

ワセリン塗って、くるくる取った

丁寧に時間をかけて

何で怒らんの？

ぶーくんイヤイヤするのになぁ

ワセリン塗ったら、壁に鼻を擦り付けて怒ってたのにな

ぶーくんのお鼻、こんなに柔らかかったんやな

お鼻のカピカピも少しだけ、宝物箱に入れることにした

寝るのがもったいないと感じて

坊っちゃんの隣で横になって過ごした

昼には、この姿が見れなくなる

目に焼き付けておこう

いっぱい匂いを嗅いでおこう

いっぱい撫でておこう

そのまま朝を迎えた

どんより曇り空の隙間から、奇跡的に青空が見えていた

だけど、この後坊っちゃんは

とんでもない奇跡を起こしてくれた